続・晴耕雨読

東北在住のへっぽこ医師ばんじょーの日々思っていることをつづったブログです。週2回くらいの更新を目指しています。スパムコメント対策のため、 コメント時に画像認証をお願いしております。お手数ですがご了承ください。

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サテライトドクターって何?~整形外科編~

現在回ってる科は整形外科。

骨折→整復してギブス固定ってな感じで、疾患と治療がはっきりしていて、勉強してて楽しい科である。科の雰囲気も明るいし、何より致死的な疾患が少ないのがいい。癌や治療不能の疾患の患者さんと接してると、どうしてもつらくなっちゃうから。もちろん、そういう末期の患者さんの支えになるのも大切な仕事であるとは思うけれども。

さて、どの科の実習を回っても、たいてい「うちの医局に入らない?」という勧誘を受け、勧誘を受けた学生は「ありがとうございます。でも、全部の科の実習を回ってから決めたいと思います」という定型的なやり取りを交わすのが、医学生の実習の慣例となっている。こうして学生は社交辞令というものを学んでゆくわけなんですね(ほんとか?)。

整形外科でもそんな勧誘を受けつつ、いかに自分の出身大学の医局に入局した方がいいか、という話を聞く。他大学、特に旧帝大と呼ばれる偏差値の高い医大の医局には、現在でも厳然と学閥の壁が存在するそうだ。そういった大学の医局では、自分たちの大学の出身者は医局に残り、よほど実力のある医者でない限り外様は外部の関連病院を転々とさせられて、大学病院のスタッフとして仕事をすることは難しいのだという。しかも、出身大学ごとにランク分けされてて、ランクが低い大学出身者はより大学病院から遠い関連病院に配置されるんだとか。そういう医師を、大学病院の周辺の関連病院を衛星のように転々とすることからサテライトドクターと呼ぶんだそうだ。

こういう差別があるという話を聞くと気分が悪くなる人もいるかもしれない。僕も別の大学の医局に入局したときに、サテライトドクターになるように言われたら、気分を害するだろうし。
でも、自分が日ごろ自分と共通のバックグラウンドを持つ人同士で集まろうとしたり、逆に自分と異なる何かを持つ人と距離をおいたりしていることを考えると、医局という組織を守ろうとして同質の人間同士で固まろうとする行為を責められなくなってしまうのである。


さて、整形外科の実習の最終日に準教授(昔の助教授)試問があって、「関節リウマチの診断基準について答えろ」と言われた。先生曰く、難しい質問だったらしいんだけど、実はリウマチの診断基準は、前日の夕方から、ずっと実習班の仲間から叩き込まれてたんだよね~。
「ばんじょー、関節リウマチの診断基準7つ言ってみて」
「ばんじょー、あと1つ足りないよ」ってな感じで。最初はみんな僕をからかって質問を投げかけてたんだけど、そのうち「こいつに絶対診断基準を覚えこませてやる」みたいな流れになって、僕もこりゃ逃げられないと思って全部覚えたのである。

なので、まさにそれが一点読みで試験に出たから、その場にいたみんな大興奮で、僕が試問を無事乗り越えたときは、みんな大喜びしてくれたのであった。仲間っていいなぁ、って思った瞬間でした。

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  1. 2007/12/01(土) 00:41:08|
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