続・晴耕雨読

東北在住のへっぽこ医師ばんじょーの日々思っていることをつづったブログです。週2回くらいの更新を目指しています。スパムコメント対策のため、 コメント時に画像認証をお願いしております。お手数ですがご了承ください。

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ホリエモンに至る病~その4~

堀江本を探して古本屋を覗いてみたら、一冊だけ「稼ぐが勝ち」が!ホリエモン嫌いとしては、彼の著書を購入するのがためらわれたが、古本だから別にホリエモンに印税が入るわけじゃないし、と自分を納得させて購入。

読んでみたけど、ほんとすごい本だと思う。どうすごいかは推して知るべし。例えば、本のフレーズを抜粋してみると…。
「金で人の心は買える」
「女は金があればついてくる」
お金があれば、今まで見向きもされなかったような女性にもてるようになるから、お金を稼ごう、みたいなことが書いてあるんだけど…。顎関節が脱臼せんばかりに口が開いてしまったよ。まぁ、ホリエモンらしい即物観といったところだろうか。


さて、フジテレビとの攻防の際、メディアとインターネットの融合を目指す、なんてことをホリエモンは主張していたが、彼のイメージするメディア像はなんだったのだろうか。江川紹子ジャーナル~社会のこといろいろ~に掲載されている、「新聞・テレビを殺します」 ~ライブドアのメディア戦略からその一端を知ることが出来ると思う。そのインタビューで江川女史とホリエモンの間でどんなやりとりがあったか、以下にその要点を書く。


”ホリエモンとしては、主に自社の金融事業を発展させるために、自社が運営するメディアを作りたい。そしてそれは、規制のメディアのようなバイアスがかかったようなものではなく、業界の息のかかっていないような市民団体から情報を集め、事実のみを反映させる形で読者に提供したい。情報は紙面が許す限り掲載し、人気ランキングによって扱いの大きさを決める(人気の高い情報ほど大きい画面に載せる、など)。ライブドア側からは人気がなさそうな話題や情報を発掘することはない”

(多分ホリエモンの主張としてはこういうものだったと思いますが、間違っていたらごめんなさい。詳しく知りたい方は、上記のリンクから江川女史のHPを直接訪問していただければと思います)


「人気がなさそうな情報について」ホリエモンがどう考えているかについては、インタビューの内容を以下に抜粋させていただく。


――みんなが注目すると大きく扱われるが、埋もれている話を発掘できないのでは?

 埋もれていることを発掘しようなんて、これっぽっちも思ってないんですってば。そういうのは情報の受け手、興味を示す人が少ないわけですから。ニッチな情報なわけですから、いいじゃないですか。一応ネットには載せておきますから、(興味のある人が)勝手にアクセスして下さい、と。

――例えば、イラクのこととか、新聞ではもうあまり載らない。でも……

 いいんですよ、(そういうことは)みんな興味ないんですから。興味ないことをわざわざ大きく扱おうとすること自体が思い上がりだと思うんです。

――でも、提供されなければ興味もわかないのでは?

 そうじゃないと思う。興味がないことを無理矢理教えてもらってどうするんですか? 何の価値があるんですか、そこに。気づかせたら、何かいいことあるんですか、ユーザーの人たちに。気づかせることによって、新聞をとっている人に、何かメリットあります?

――知らないより、知っていた方がいいこともある。

 そうですかね。知らないのと知ることで、何か差異がありますか?

――情報を提供しなければ、興味を持つきっかけにもない。

 いいんじゃないですか、別に興味を持たなくても。興味持たないと、いけないんですか?


この記事を初めて読んだとき、僕は、ホリエモンのぶっきらぼうなもの言いに驚いてしまった。まぁ、それはいいとして、江川女史はこのインタビューを通して、ホリエモンの「読者の関心が低いが重要な情報」を切り捨てる姿勢に対する危機感(それは規制の新聞社に対しても向けられているが)と、既存のマスメディアのしがらみを打ち破る行動力・発想に対する期待感を表している。

ホリエモンのいわんとすることは、今までのマスメディアがやってるような、一方通行の情報の提供ではなく、読者との双方向の情報のやりとりを行いたいってことであろう。そして、その過程は現在インターネットを通じてゆるやかに進行しているが、ライブドアが既存のメディアのあり方を打ち破って双方向化を促進したい、と。

そんなことを主張していると思うのだが、その考え自体は期待が持てるものだと僕は思う。情報の受取人が発信者になるという、ポストモダン的な情報のやりとりはインターネット上ではよく見るし、マスメディアも将来そのような形に変化していく気がする。その過程を早めるというのは、多少野心的ではあっても、決して既存のマスメディアの視聴者にとって悪い話ではないと思う。もちろん、「読者の関心が低いが重要な情報」を切り捨てる姿勢には賛成しないが。

ただ、これを「メディアを殺す」とか物騒な物言いで表現しているものだから、一読しただけだと、読者は警戒心を抱いてしまうかもしれない。

江川女史は、ホリエモンのこのようなストレートで相手の受け取り方を気にしない言動について、彼は対人関係において礼儀や穏やかな物言いといった「潤滑油」的なものに価値をおかない、と評している。僕もそのように思うし、そのホリエモンの価値観は、即物観に由来するものだと思うのだけど、それについては後日のブログで書きたいと思う。


ただ、僕が気になったのは、以下のインタビューのやりとりである。


――市民記者を募集するのは、新しいやり方では?
 それも単なるコスト削減策なんですけどね(笑)。


ここに僕はホリエモンのリスクマネジメントに対する考え方が現れていると思う。ここにホリエモンの脇の甘さが出ている気もするが、恐らく問題はそこだけにとどまらないだろう。


(続く)
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  1. 2006/02/05(日) 02:40:19|
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