続・晴耕雨読

東北在住のへっぽこ医師ばんじょーの日々思っていることをつづったブログです。週2回くらいの更新を目指しています。スパムコメント対策のため、 コメント時に画像認証をお願いしております。お手数ですがご了承ください。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

世の中には知らないことがたくさんあるよね

先日、恩師コウイチさんにお酒をおごっていただいたうえ、終電がなくなった僕のために朝までカラオケに付き合ってくださった。お忙しいところ、本当にありがとうございました!

人間の価値観の枠組みはいかにして変わるかという話から、「セカンドライフ」の台頭といったネットコミュニティの進化の速さについて話をする。う~む、世界は知らない間に変化しているんだなぁ。先日某国立大学医学部のMさんと「医学科にいると日々の勉強に追われて時事ネタについていけないときがあるよね」なんて話をしてたんだけど、“どんだけ取り残されていたのかにわかに把握できないほど取り残されていた”ことをあらためて実感した日であった。とりあえず、世の中に取り残されないよう、『ウェブ進化論』(梅田望夫著)から読んでみようかと思った次第である。

さて、コウイチさんは僕の予備校時代の恩師で、5~6年前に予備校に入塾して以来の仲である。非常に頭の切れる人で、誰かと議論していて負けたのを見たことがない。議論に弱い僕は、なおさらコウイチさんに勝てないんだけど。でも、頭が切れるという以上にコウイチさんと話していて感じるのが、相手を理解しようとする態度なのである。

人を理解するときの方法として、相手の立場に自分を置いたときに、自分がどう感じるかを相手の気持ちに当てはめる、っていうのが大抵の人が取るやり方だと思うんだけど、それだとあくまで「自分がどう感じるか」という物差しで相手の感じ方を測ってしまうってことにならないだろうか。そこで相手と自分の物事の捉え方が違うと、「なんでこう感じないんだ?おかしいんじゃないの?」ってな感じで、相手との優劣を競うか、理解できないものとして無視するというところに行き着くんじゃないかと思う(大抵はどこかでうやむやになると思うけど)。

そこには、知らぬ間に自分の中に組み立てられている「人間とはこういう考え方をするものだ」像があって、その理想の人間像に相手と自分のどちらがより近づいているか、っていう比較を行ってるような気がする。

そうでなくて、相手には相手の中に「人間とはこういうものだ」像を持っていて、自分には自分の「人間とはこういうものだ」像があるってことを認識するのが、相手を理解することにつながるんだと思うのである。自分の住んでる世界とは別の世界があることを認め、かつそれをその形のまま理解しようとするのはすごい謙虚な姿勢だと思うんだけど(その一方で、ホリエモンがあらゆる価値をお金という尺度に変えようとする姿勢は傲慢だと思うけど)、僕がコウイチさんから感じるのはそういう謙虚な姿勢なのである。

三十路になって思うことは、ある程度自分の世界が固まってしまった人は、他人が自分とは違う価値観や尺度で生きているということを認めるのが難しくなるんじゃないか、ということだ。そこで自分を成長させようと思うときに、新しい価値観や概念を学ぶ上で必要なことは、そこに自分がかつて学んだ概念とは違うものが存在するという認識と、それを一から学ぼうとする謙虚さだと思う。英語が得意な人が、英語を学んできた方法をそのまま数学にあてはめようと思っても、多分どこかで無理が生じると思うし、逆もそうだろう。でも、何か新しいことを学ぼうとするときに、今まで国語を勉強してきたやり方を数学に当てはめて何とかしようとしている人って結構いるんじゃないだろうか。今までのやり方で限界が来たときに、その限界を乗り越えられるかどうかは、自分の知らないであろう世界に対する謙虚さを感じることができるかどうかにかかってると思うのだ。

ちなみに文化人類学者のグレゴリー・ベイトソンは「自分と違う世界があると認識し、それを学習しようとする態度」を身につけるためには、劇的な価値観の転換が必要なんじゃないかと考え、イルカを使って?その研究をしていた折、プールで溺死した。ベイトソンが生きて研究を完成させてたら、どんな結論が出たのか知りたいところである。

他人を理解するってことは、本質的には自己の成長とつながるんじゃないの、というのが今回の話でした。コウイチさんへ、コウイチ分析が間違ってたらごめんなさい。
スポンサーサイト
  1. 2006/08/21(月) 22:11:35|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ishikawasss206.blog46.fc2.com/tb.php/51-1820ee12
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。