2/16〜2/20にかけて、第100回医師国家試験の受験生のサポート係(通称国対委員)として仙台に行ってきた。東北の医学生は仙台の会場で受験することになっており、ホテル・新幹線・送迎バス(試験会場が駅から離れた場所にあるため必要になってくる)の手配などが必要になってくる。そのような雑事に気をとられることなく、受験生が勉強だけに専念できるよう、たいていの大学の医学部では5〜3年生が委員として選出されて仙台に同行することになっている。
ちなみに僕は現在3年生なので、5年生の委員のお手伝いとして同行することになった。
国対委員の仕事というのは、試験当日の6年生のお世話だけでなく、各大学の国対委員はそれぞれ連絡を取り合って、どのような試験が出るか情報交換し、自大学の6年生に伝えるという役割も担っている。国試って、全国の医学生の9割近くが合格する試験なので、周囲の受験生と同じ学力レベルにいれば――すなわち平均レベルにいれば――合格出来る試験なのである。極論すれば、偏差値40でも、うまくいけば受かるのである。だから、周囲の学生より突出した実力を持つことよりも、周囲がどのような情報を得てどのような勉強をしているかを把握して、自分が周囲から大きく外れた部分を勉強していないかを知ることの方が重要になってくる。
今の話は、仙台に着いてから先輩の国対委員の方から聞いたことであるが、なるほどなぁと思ってしまった。大学受験のように、他の受験生よりも偏差値を上げるというような試験とは性質が違うらしい。
ちなみに、たいていの大学と書いたのは、旧帝大(例えば○京大学とか、京○大学とか、○北大学とか…)は国対委員会を作っていないのである。旧帝大には、新設国立大学や私立大学とは馴れ合わないぞ、というプライドがあるらしい。
で、仙台での国対委員の仕事はというと、かなりハードであった。朝6時起床、寝れるのは早くて12時、日中は何をしているかというと、試験の直前情報(というのが医師国家試験予備校から届くのである)を100人超の受験生に配達すべくホテルの中を走り回ったり、受験生を試験会場にバスで送迎する際の付き添いをしたり、会場でお昼ご飯を配ったり…。5日目の朝は身体の節々が痛いし、頭もくらくらするという感じであった。
まぁ、試験終了後に6年生の方々から感謝されたので、仕事をしたかいがあったというものである。でも、今回の国対委員の仕事の評価がかなり高かったので、2年後に自分たちが国対委員の主力メンバーとして働くときに、同じようなレベルの仕事が出来るか、今からプレッシャーを感じてしまう。その前に手前が5年生に進級できるか心配しろ、って話もあるが。
仕事がハードな上、空き時間もほとんどなかったため、気になっていたあそこには行くことが出来ませんでした。まぁ、空き時間があったとしても、スーパーパワー(?)にストップをかけられていたため、いずれ行くことは出来なかったわけなんですけど。
ということで、僕が不在の間に連絡を下さった方、どうもすみませんでした。ちなみに今週の土日も、Fテキストの合宿のために東京へ向かうため、更新がストップします。ご了承ください。
で、今日から授業に復活したのであるが、計3日間、15時限分の講義を休んだ影響は大きかった。産婦人科の授業にまったくついていけないのである。ビハインドを取り戻すべく、しばらく勉強の日々が続きそうだ。
追記:秋田大の医学生(他大はどうかは知らないが)は、国試勉強のために、気の合う仲間で集まって「勉強会」というのを作る。これはお互いの学力を高めあうという目的以外にも、各自が仕入れた情報を共有して、なるべく全体と知識レベルを合わせるという目的も持つ。僕たちにとっては、国試はまだ3年も先の話であるが、それでも僕の周囲では勉強会を作ろうか悩んでる学生が何人か見受けられるし、僕も勉強会を作るべきか悩んでいる。ただ、今回国試を終えた先輩の一人に勉強会について話を聞いたところ、彼は勉強会には参加せず、一人で勉強をしていたそうである。
「まぁねぇ、勉強会に参加すると、それで時間をとられて自分のやりたい勉強が出来なくなったりするからねぇ。勉強会に参加してないと受験情報が入手できなくて不安な面はあるんだろうけど、でも、回ってくる情報にはガセも多いし、勉強会に参加してなくても、ある程度周りが見えていればそんなに滅茶苦茶な勉強をすることはないでしょう」
こうおっしゃった先輩は学年でも出来る方だと噂される方だったので、信憑性があるのかな、と。周りから取り残される不安から勉強会になんとなく参加するよりは、多少は情報が回ってこなくても、自分1人で勉強してもいいかも知れないな、と思うのであった。それに自分1人っていっても、ある程度学校にコンスタントに登校していればクラスメートから話は聞けるしね。
まぁ、とはいっても6年生の9割近くが何らかの勉強会に参加していたようなので、勉強会に参加するのが基本である感じがするけどね。ちなみに勉強会の平均メンバー数は、見たところ3〜5人というところだろうか。
身内ネタで恐縮であるが、もし勉強会に参加すべきかどうかお悩みの方の一助になれば幸いである。

