続・晴耕雨読

東北在住のへっぽこ医師ばんじょーの日々思っていることをつづったブログです。週2回くらいの更新を目指しています。スパムコメント対策のため、 コメント時に画像認証をお願いしております。お手数ですがご了承ください。

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『チームバチスタ』を観に行く

滝川クリステルより滝川クリサヘルの方が好みなばんじょーです、こんばんは。
お二人とも数ヶ国語をしゃべれるそうですね。まさに才色兼備。最近英語を見ると軽く拒否反応を示すようになってきた僕にとってうらやましい限りです。

先日、国対の仕事で、6年生への説明会(秋田での最大の山場)が終わる。大半の説明は委員長にお任せだったんだけど、それでも緊張した~。この日のために、みんな休日返上で(遅いときは夜3時まで)学校で仕事してたりしたから、恙なく終わって本当に良かった(本当に国対委員の仕事をきっちりこなせたかは、国試終了後の6年生に記入してもらう国対アンケートで明らかになるんだけどね(汗))。後は秋田で少し仕事を片付けてから、仙台にて国試本番を向かえる6年生のサポートをすることになる。あと少し、失敗のないように頑張りたいと思います。6年生のみなさん、あと少し、頑張ってください!


さて、先日の説明会とその後の諸作業を終えた後に、ちょうど封切りになった映画『チームバチスタの栄光』を観に行く。原作は読んでないけど、話題作だから観てみたかったんだよね(ネタバレにあたるところは白字にしてあるので、反転させて読んでください。あと、辛口コメントになってるので、バチスタ面白かった!って方は不快にさせる恐れがあるので読まない方がいいかも。不快にさせたらごめんなさい)。


ふむふむ、うだつの上がらない神経内科医の田口(映画では竹内結子。原作では男の設定)が、東城大学で立て続けに起こったバチスタ手術の術中死の原因を解明していくって話なのね(とはいえ、竹内結子は解決にはあまり貢献できてない感じだったけど)。それにしても竹内結子は「実力はいまいちだけど人柄でカバー」っていう役柄を見事に演じているなぁ。話の中盤から厚生省技官の白鳥(阿部寛)が出てきて、竹内結子の関係者への聞き取り手法をぼこぼこにけなして、代わりに独自の方法で関係者に聞き取り聴取を行って物語を急展開させてくけど、舌鋒鋭い切り込み方が観ていて気持ち良かった。

残念だったのは、なんで心臓血管外科医の桐生(吉川晃司)が両眼視野下半分欠損であることが分かったのかとか、なんであの人が犯人だと突き止めるに至ったかの過程を勢いで流してしまってて、描写し切れていなかったところ。最後のどんでん返しが目を引くものだったのだから、そこに至るための伏線もきっちり張っておいて欲しかった。

ちなみに、吉川晃司の両眼視野下半分欠損って、一体どんな疾患(もしくは傷害)が原因で生じるんだろうか?教科書的には、両耳側半盲、両鼻側半盲、同名半盲、下1/4半盲とかはあるんだけど、両眼下半分欠損って、かなりめずらしい病態なんじゃないかな。下1/4半盲が左右視野両方に生じてるとすると、左右頭頂葉に障害が生じてることになるんだろうから、相当広汎に脳障害が生じてる可能性があるしなぁ。あと、殺人のトリックで、濃度の濃い揮発性麻酔薬を硬膜外麻酔として注入して、体内で揮発して膨張させて脳幹を圧迫して殺人を行った、って点も気になったかな。僕の知識不足なだけかも知れないけど、液体が体内で気化してその圧力で周囲組織を圧迫するっていう現象が体内で起こりうるんだろうか(っていうか、そういうトリックだった気がしたけど、展開が早くて聞き間違った可能性もあり)?。そこらへんについて、もう一度映画を観て確認したいところである。


ちなみに、医学生4人で行ったもんだから、医療関係者でない方にとっては全然気にならないような、かなり細かいところが気になってました。

例えば術野でガウンを着てない田口が術野に近づきすぎてるところとか。話の内容よりも、清潔野に近づきすぎてるところが気になって仕方がなかった(結局服が清潔野に触れてました)。ほかにも術野看護師の大友(井川 遥)が電気ショックのためのコードを用意するときに慌てて他のコッヘルやら鉗子やらの器械を床に全部落としてしまったところとか。実際にあんなちゃぶだい返しみたいなことが術場で起こったら本当にヤバいよなぁ。緊迫感を出したいのは分かるけど、あれは過剰演出だよなと思ったり。
あと、麻酔医が使ってたケタミンのボトルが、外見がセボフルランのボトル(ケタミンもセボフルランも麻酔薬です)にそっくりだったから、果たしてあれが本当にケタミンだったのかということについて議論したりとかね。細かいなぁ、って思われるかもしれないけど、万が一薬やボトルを間違えたら患者さんの命に関わるので、結構そういう細かいチェックって、重要だったりします(と思います)。
でも、ここまで書いて、こういう知識って、映画を純粋に楽しむためには邪魔なのかも知れないなぁ、と思いました。

なんだかんだで、全体的には楽しめる出来だったと思う。で、気になってその翌日に原作を読んでみたら…。なんじゃこりゃ、えらく設定が違うじゃないか!パッシブヒアリングの解釈が、映画と原作で全然違うし、話の進め方も、原作では現代の医療問題まで切り込んでるのに、映画ではミステリー&娯楽っていう感じだし。映画としては面白かったんだけど、原作に忠実に映画を作って欲しい、という方にはお勧めできない映画かも知れないな、と思いました。


PS.1
猫を下から見ると、新たな視点を獲得できるかも
猫ってこんな風に座ってるんですね。かなり新鮮。

PS.2
超映画批評
辛口ですが、各映画に対して非常に興味深いコメントがなされています。チームバチスタについてのコメントもありますよ。
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  1. 2008/02/12(火) 00:02:31|
  2. 映画
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2

コメント

アンケートは気にしないようにね。

本当に仕事ができていたかどうか決めることができる人は、
目にみえない部分を評価できる人です。

アンケートの大半は、
目に見える内容についてのみの評価でしょう。

気にしない、気にしない

あとは、天気が悪くならないように祈るのみ。
  1. 2008/02/12(火) 23:58:56 |
  2. URL |
  3. K先生 #qjsITxmk
  4. [ 編集]

がんばってきます

>K先生
ありがとうございます。
評価が悪くても、目に見えないところで頑張ったと自分を誉めたいと思います。まずは、やるだけのことはやって、6年生をサポートしようと思ってます。
とりあえず、出発前日にふぶいてたので、かなり心配です。新幹線が遅れないように…。
  1. 2008/02/14(木) 02:31:40 |
  2. URL |
  3. ばんじょー #-
  4. [ 編集]

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`[o`X^ z??`

?炭?Ă??. l^???. Ăf. ...
  1. 2008/02/12(火) 04:10:03 |
  2. j[X?

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