ばんじょーです、こんばんは。
今日のブログは少しヤバメの内輪ネタです。これ公開するとやばいんじゃない、って思われた方は、連絡もらえると助かります。速攻で削除しますので。
さて、現在消化器外科の実習をしているところです。消化器外科は手術が長く、昨日の膵頭部癌に対する膵頭十二指腸切除術は手術だけで11時間を要しました。先生方はその後ICU(集中治療室)まで患者さんを送って、その後病棟業務をしたりするわけで、つくづく外科は大変だなと思う。消化器外科の教授が「外科は大変な仕事だからなり手が減っていっている」とぼやくのも無理なからんことだ、と。
さて、昨日の手術の見学中に強い疲労感を感じ(その時点で6時間経過)、さすがにこりゃやばいと思って10分だけ仮眠をとりに手術場の控え室に休みに行ったら、なんとそこに、うちの大学でもっとも厳しいと言われている某外科の教授が!その科を実習で回っている学生数名と話をしているところでした。
呆然と立ち尽くす僕に、教授が「今こいつらに試問してるとこやったんや。お前も入ってこいや」
ばんじょー「いえ、お邪魔になるといけないので僕はこれで…」
教授「なにいうとんのや。邪魔なことなんかあるかい!」
そして導かれるままに教授の隣の特等席へ。おかしいぞ、僕は休みに来たはずでは…。
その後世間話と医療の今後についての教授のお話を聞く。緊張しっぱなしの30分だったけど、教授は上機嫌だったし、内容も面白かったので、有意義な時間を過ごせたと思う。
教授の話は、日本における外科医の給料の少なさについて。アメリカでは、医師がフリーで心臓外科の手術を行うと、1件につきチーフレジデントは100万、麻酔科医は50万を技術料として受け取るそうである。日本は診療報酬体系なので技術料という報酬はないし、基本的には勤務医であれば外科医でも内科医でも給料は一律だから、いくら難しい手術をこなしても報酬には結びつかない(多分。他病院でバイトで手術をする場合は特別報酬とかもらえるのかも知れないけど)。
教授曰く、朝から晩まで手術をして、休みもなく、給料も他の科の医師と同じだったら、そら外科医も減るだろうな、ということで、将来的には日本で外科医の給料が上がっていくんじゃないか、とおっしゃっていた。教授のお話では、すでに都内の一部の病院では、産婦人科医の給与が他の医師と比べて数百万万ほど上乗せにする方針にしているとのことで、外科医もそれに準じるようになるんじゃなかろうか、と。
やっぱり外科って、仕事が大変な上に訴訟がからんでリスクのある診療科だから、それなりのリターンがないとなり手も少なくなるんだろうなぁ。でも、現代ではそのリターンはやはり金銭という形になるんだろうな、資本主義社会だし。
その後は、今年の実習生たちの言動についての教授の評価の話となる。生々しい話なのでここには書けないが、聞いててひやひやしました。あと3週間。無事に実習を終えたいなぁ…。
休憩に行ったはずが、くたくたになって再び手術室に戻る。場面は、切離した空腸を挙上させて、膵→肝→胃の順に吻合するというChild変法を行っているところ。Child変法にはBraun吻合をするのだろうか、ってことを班員同士で話し合う。う〜ん、みんな勉強してるなぁ。僕も頑張らないと。
夜の9時半に手術を終え、帰宅。お昼ごはんも食べずに朝から11時間ずっと術野に入り続けたS君、本当にお疲れ様でした。僕が休憩を取ろうとして逆に疲労困憊したことなんて、それに比べれば些細なことです、多分。
そして帰って国対の仕事をして就寝。最近仕事のプレッシャーからか、心窩部痛が。H2ブロッカーを飲んで、だましだましいこうかと思ってます。国試までが勝負。

