続・晴耕雨読

東北在住のへっぽこ医師ばんじょーの日々思っていることをつづったブログです。週2回くらいの更新を目指しています。スパムコメント対策のため、 コメント時に画像認証をお願いしております。お手数ですがご了承ください。

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祭りのあと

ばんじょーです、こんにちは。

当直、終わりました。
心配してメールしてくださった先輩、ありがとうございます。当直医2人で無事に乗り切ることができました。

昨日の17時から本日朝8時半まで、計44人受診、うち救急車23台、入院8人でした(うちみたいな地方病院だと、普段より明らかに救急車数は多いのですが、大都市の大病院と比べるとこの件数が多いのか多くないのかはよくわからないです)。例年よりは落ち着いていたようです。気温もそれほど暑くなかったため熱中症の患者さんは例年より少なかったようです。大震災の影響で例年より客足が少なかったのも受診患者さんが少ない理由だったのかもしれません。

受診者の方は、さまざまでした。急性アルコール中毒(飲みすぎ)から、脛骨腓骨近位端骨折、眼窩吹き抜け骨折、大動脈解離(Stanford B)、脳梗塞、はてはむずむず病の方まで。みなさんのご病状が回復するように祈っています。

あとは泥のように寝たいと思います。病院のスタッフの皆様、各科の先生方、そして来場のみなさま、本当にお疲れ様でした…。
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  1. 2011/08/28(日) 12:36:51|
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夢も、希望も、ないんだよ ~とある当直の話~

ばんじょーです、こんばんは。

現実逃避の2連発ブログです。

僕の住む市区(一応新幹線の駅があります)は、年に1回の全国的な祭りがあり、その日だけ市の人口が普段の10倍になります。その日だけ突発的に市の人口が数十万になるそうです。しかも、全国的な祭りなので、「死ぬまでに一度はこの祭りを…」みたいな重病の方が来たりします。

そして、僕はその日の病院当直を拝命してしまいました。なんということだ…。
ちなみに、去年は夕方17時からの4時間の間に、20台以上の救急車が来たようです。これを例年2人の当直医が対応しています。救急外来が広くないので、医者を3人以上に増やせないんですね。

例年の話を聞くと、今年も寝れない当直になるんだろうなぁ…。こんなに憂鬱な気分でお祭りを迎える人は、おそらく全国にもほとんどいないのではないかと思います。

ということで、今日、頑張ってきます。寝れないはいいにしても、重病の方が来ないといいなぁ…。
  1. 2011/08/27(土) 04:03:05|
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医療マンガを斬る・その3 『Dr.コトー診療所』って、実はミステリー漫画じゃないんだろうか?

ばんじょーです、こんばんは。

今日は朝まで当直でお見送りをした後、嫁と近くのイオン映画館で『借り暮らしのアリエッティ』を鑑賞。アリエッティ、かなりいいですね。最近公開された『トイ・ストーリー3』といい、ここ最近のアニメ映画はかなり見応えがありますね。前2者は本当にお勧めです。

映画を観る前にばったり友人と遭遇したので一緒に食事。同業の友人なのですが、仕事を頑張ってる同期の話は励みになりますね。また話を聞かせてください。


さて、唐突に「医療マンガを斬る」シリーズを始めました。斬るほどの医療知識も持ち合わせてないのですが、なんとなくノリで書いてみようかと思います。


ちょっと前のお話。友達で研修医のバニラ氏が、祖母にやたらと『Dr.コトー診療所』を読むよう勧められたそうで。
「“すごい面白い漫画があるんだけど、読んでみない?”って言ってきたんだけど、“あなたもDr.コトーみたいなお医者さんになりなさいよ”って意図がひしひしと伝わってきたから、ひたすら話をそらそうとがんばったよ」
結局、ひたすらにバニラ氏に『Dr.コトー』を読ませようとするタカ派の祖母と、ひたすらに話をそらそうとするハト派のバニラ氏との間に歩み寄りはなく、その場に居合わせた叔母さんが間に入る形で決着をみたそうです。

確かに、Dr.コトーみたいに“何でも一人で出来るスーパー外科医”は、患者さんにとって理想的な医師なんでしょうね。

大半の方はご存知かとは思いますが、念のため『Dr.コトー診療所』がどういう漫画かについて紹介すると、「無医村かつ孤島である古志木村に主人公Dr.コトーが赴任して以来、続出する重症患者たち。この村にいったい何が…?」というミステリー漫画です。

あれ、なんだか『ひぐらし』だか『うみねこのなく頃に』みたいなストーリー紹介になってしまいました。失礼失礼。

説明しなおすと、『Dr.コトー診療所』は「なぜか重症患者が続出するようになった無医村かつ孤島である古志木村にたまたま赴任することになった主人公Dr.コトーが、天才的外科技術で疾患をことごとく治療していく過程で村人たちとの信頼関係を築いていくヒューマンドラマ」です。

ちなみに、重症患者が続出と書きましたが、どんな疾患の患者さんが出てきたのか、1~5巻まで見直してみました。
1巻:虫垂炎(漁船の上でオペ)、腹部大動脈瘤、早産児(週数・体重不明。肺形成が十分でないとのコメントあり)の帝王切開術
2巻:肺損傷、急性硬膜外血腫
3巻:外傷性心タンポナーデ(エコーなしで心嚢穿刺)、右上腕切断後の接合手術
4巻:胃癌(スキルス)、エキノコックス感染症
5巻:膵臓癌オペ、骨盤位経腟分娩、集団食中毒(カンピロバクター)、急性心筋梗塞(おそらく#7の90%狭窄、その後前下行枝に対して、内胸動脈グラフトを用いてのバイパス術を施行)

ざっとみて中等症~重症の症例が10件弱、でしょうか。
古志木村は1000人くらいの住民が住んでいるとのことですが、1~5巻までの期間を半年~1年くらいと仮定したら、中等症~重症患者の件数としてはありえなくもない件数でしょうか。ただ、小児と若年男女の重症例が多い気がするので、そこが感覚的に違和感を覚えるところでしょうか。きっと古志木村の若年者はみな大殺界の真っ最中なのでしょう。

外科系の疾患についてはそれほど詳しくないのですが、虫垂炎は消化器外科、大動脈瘤オペと冠動脈バイパス術は心臓血管外科、帝王切開術と骨盤位分娩は産婦人科、右上肢切断は整形外科、急性硬膜外血腫は脳外科、肺損傷は呼吸器外科の医師がそれぞれ治療する疾患だと思われます。また、産婦人科に関して言えば、たとえ産婦人科専門医であっても、合併症や出産後の管理を考えると、早産児の出産や骨盤位胎児を経腟分娩はかなり躊躇するであろうケースです(産婦人科ローテートの生半可な知識をもとにコメントするならば、早産の場合は子宮収縮抑制薬の投与でなるべく正期産にしようとするし、うちの病院ではかなりの割合で骨盤位の場合に帝王切開を施行してました)。

これらの疾患を一人で治療するとは、Dr.コトーは一体何科の医師で、どんな修行をしてきたのか?そこを想像するのも、ミステリー漫画としての『Dr.コトー』の楽しみ方の一つだと思います(え?)。

いずれにせよ、こんなHyperドクターと比較されては、細々と生きている僕のようなHypo研修医は立つ瀬がないわけで。バニラ氏もそんな“スーパードクター症候群”(ばんじょー造語。市井の人たちがスーパードクターを求め、普通の医師に過剰な期待をするケースの総称)の犠牲者だと思われるわけですが、バニラ氏と僕は、一体どうすればスーパードクター症候群に歯止めをかけられるか(というか自分たちがその犠牲者にならないで済むか)について、仕事そっちのけで(え?)激烈な議論を交し合ったわけなのです。

その続きは次回にでも。ではまた~。
  1. 2010/07/19(月) 22:56:15|
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とりあえず、お疲れ ~産婦人科研修期~

某巨大掲示板からの引用です。

『皆さんは、現在、テレビ東京でプロ野球解説者をしている元横浜ベイスターズのV戦士、駒田●広選手をご存知でしょうか?元々巨人軍に在籍していて、顔が長いことから「ウマ」などと呼ばれていた選手です。

駒田選手は結婚して2ヶ月で離婚しています。2ヶ月。スピード離婚もいい所です。
元々 この結婚はできちゃった結婚でした。入籍した時、奥さんは既にお腹が相当大きかったそうです。
2ヵ月後。奥さんに陣痛が!駒田は一緒に病院に行きました。分娩室の中で、奥さんの手を握り、一緒に出産を乗り越えようと頑張る駒田。

オギャー!オギャー!   

??

分娩室の中は異様な空気だったそうです。なぜか・・・。それは、 赤ちゃんの肌の色が、黒かったんだって・・・。

助産婦さんも駒田におめでとうございますとは言えなかったそうです。
駒田は呆然としながら奥さんに言ったそうです。

「とりあえず、お疲れ。」 』



おくりばんと


ばんじょーです、こんばんは。 いきなりの引用、駒田選手のファンの方にはすみません。ネットの文章なので真偽のほどは不明なのですが、さすがにこんな状況では分娩室の空気も異様になってもやむをえない気がします。しかも画像は川相昌弘選手のものですね。ダブルですみません。

さて、自分は先月まで初期研修で1ヶ月ほど産婦人科をローテートしていました。夜中の4時に叩き起こされて分娩に立ち合ったり、遷延分娩になった母に会陰正中側切開を入れさせてもらったり、産後の大出血を見てマスクの下で顔を青くしてたり、いろいろと思い出深い一ヶ月でした。あの頸管裂傷の大量出血の患者さん、死ななくてよかった…。
産婦人科を回ると、「母は偉大だ」とつくづく思います。
ちなみに今は外科にいます。朝7時から夜10~12時までの勤務、土日なし(運がいいと半日で帰れる)。休みは月に2日。そのうちの貴重な1日をブログ作成に費やしてるあたり、何かが壊れてる気がします。


さて、せっかく産婦人科を回ったので、巷でよくみかける質問に答えてみようかと思います。たかだか1ヶ月の研修なもんで、反論は多々受けそうですがご海容のほどを。

①産婦人科医は女性器ばかり見る仕事だけど、いやらしい気持ちになったりしない?
自分も1ヶ月の間にかなり診察させてもらったのですが、そういう気持ちにはほぼならなかったと思います。そもそも、女性器を見て女性を口説くって習慣は、たいていの男性にはない気がするんですよね。それに、診察台にはカーテンがかかっていて、基本的に患者さんの顔が見えないようになっていますしね。
まぁ、誤診したら自分の首が飛ぶ可能性もあると思うと真剣に診察しなければならないし、基本的にとんでもなく忙しいので、いやらしい気持ちになる余裕なんてないんじゃないでしょうか。だから検診に来る女性の方々は、それほど心配しなくていいのではないかと思います。



②女の産婦人科医がもっと増えて欲しいんだけど、なんで男が多いの?
2004年の産婦人科学会会員報告では、男12377人に対して、女3514人だそうですね。そして、20代産婦人科医師の7割が女性なのだそうです。ただ、出産を期に女性が産婦人科から離脱する割合は、妻の出産を期に離脱する男性の2倍で、さらに出産後も産婦人科を続ける女医さんが分娩を取り上げる件数は、未出産の女医さんと比べて約1/2になるそうです。
(ソース:「産婦人科医師不足の背景と現状横浜市立大学病院産婦人科Dr.のシンポジウム資料。PDFで開きます)
産婦人科は基本的に、帝王切開・子宮筋腫切除、卵巣・子宮体頸癌などの手術を取り扱う外科系の科ですので、体力勝負なところがあります。また、お産を含め、緊急手術による時間外・夜間の呼び出しを覚悟しなければならない科でもあります。例えば出産後の女医さんが、自分の子供が40度の熱を出して寝込んでいるときに、真夜中のお産の呼び出しを優先させなければならない状況があったとすると、そりゃ分娩取り扱い件数も減っても仕方ないのかな、と思います。ただ、産婦人科の女医さんは増えつつあるようなので、出産後の女医さんのサポート体制を医療側がどう整えるかが、今後の出産後の産婦人科女医の確保に重要な影響を及ぼすように思います。
いずれにせよ、産婦人科って、ほんとうにハードな仕事だと思いますよ。

稚拙な意見、失礼いたしました。ではまたごきげんよう。

おまけ現役産婦人科医に聞きたいことあるやつなんか書いてけ
書き方をみると産婦人科経験年数の高い方が答えてるのでしょうか。参考になります。
  1. 2010/05/30(日) 13:45:32|
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エロトーーク

すっかりブログ放置気味なばんじょーです、ごめんなさい、そしてこんばんは。

僕が診させてもらってる患者さんの中に、膀胱瘻(下腹部に膀胱につながる小さな孔を開けて、そこにカテーテル(管)を入れて膀胱から直接外に尿を導出するもの)を作ってる患者さんがいる。その患者さん、瘻孔の大きさがカテより少し広くなったらしく、カテーテルを挿入している脇から尿が染み出るようになっちゃったんだけど、それについてなんとかなりませんか、とケアしてる年輩ナースさんがオーベン(指導医)のDr.Kに相談を持ちかけていた。

ナース「どうして尿道カテーテルをもう一度入れられないんですか?」
Dr.K「結構長い間カテーテルを入れてたんですが、そのせいで陰茎の根元に膿がたまるようになっちゃいまして…」
ナース「ち○こに膿がたまったんですね」
Dr.K「…はい、陰茎に膿がたまるくらいなので尿道にも炎症が起きてカテーテルを再挿入すると尿道損傷が起きそうなので、膀胱瘻にしたわけです」
ナース「ち○こにカテーテルを入れるのは難しいんですねぇ」
Dr.K「…そうですねぇ」

なぜこの年輩ナースは執拗にち○こを連呼するんだろう、って笑いをこらえながら話を聞く僕(患者さんとしては大変な状況なので、もちろん笑ってはいけないんですが)。あとでオーベンに聞いたら、オーベンも笑いをこらえてたとのこと。
その看護師さんは元手術場看護師さんで、現在の内科病棟に移動してきた方なのですが、術場と内科病棟との文化の違いを感じてしまうような一幕でした。術場ってさばさばしてるっていうか、言動がストレートっていうか、ね。

ちなみに、尿道に限らず、カテーテルを体内に長期間挿入してると、感染症の原因になります。熱発・WBC・CRP上昇の患者さんでカテ挿入してる場合、感染源としてまずカテを考えるというのが臨床の現場での対応です(たぶん)。医原性の感染源については国試ではあまり問われることはないのかも知れませんが。

さて、ち○こつながりで(えっ?)、こんな画像を発見したので掲載。

575b09f5.jpg
(もっと画像を小さくしたかったんだけど修正失敗しましたすみません)

なんでここまで執拗にエロ本を見つけたいのかよく分からないのですが、年頃の男のお子さんは別にお母さんを嘲笑いたいわけではないと思うので、そっとしておいてあげるといいんじゃないか、と僕は世のお母様方に提言したいと思うわけなんですよ、はい。

ちなみに友達はひな人形のひな壇の下にエロ本を隠してたそうです。年1回しか確認しないですから絶好の隠し場所ですよね。もし時期外れに雛人形のほこりを払おうとしたときにひな壇が不自然にずれていたとしても、深くは詮索せず、何も見ないふりしてその場を立ち去るといいんじゃないかと思います。

ということで今日はこのへんで。

PS
山岡「次の対決はコンビニ食品で行こう」

美味しんぼを知らなくても楽しめるスレです。美味しんぼ自体も、このスレと同じくらい傍若無人なマンガですが。

PS2
マンガで分かる心療内科・精神科・カウンセリング

上野にある「ゆうメンタルクリニック」のホームページに載ってるマンガですが、面白いし勉強になりますよ。よければ見てみてください。

cl04-1.jpg
  1. 2009/06/28(日) 23:57:35|
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